TouchDownって何点だ?

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【映画・ドラマ】DRAFT DAYから見る日本プロ野球のドラフト

DRAFT DAY

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この映画をご存じの方は、日本では少ないかと思います。
アメリカで一番人気があるスポーツといえば「アメリカンフットボール(アメフト)」です。

 

なぜ人気か?
理由はたくさんあると思いますが、その一つ

 

チームの戦力が均衡

これが面白味を倍増させているのです。

 

プロチームはどうしてもチームのオーナースポンサーがお金持ちだと強くなりがちですよね?選手に沢山給料払えますし。

 

例えば、日本で一番良い例は、「読売ジャイアンツ(巨人)」ではないでしょうか?
どのポジションみても有名じゃない選手がいないぐらい素晴らしい選手が多くいるチームです。

ゆえに巨人の一人勝ちが多く続いたわけです(最近は全く事情が変わってきましたが)

 

 

NPB(プロ野球)は親会社がお金を出し、NFLは協会がお金を出す。

まず第一に所属の仕方が違います!

NPBの場合は、親会社が基本的には出資しています。
当然お金を沢山持っている会社がバックについている場合は、資金的にも潤ったチーム経営をできるわけでありその逆も考えられるわけです。

 

NFLの場合はNFLから各チームにお金が配当されます。
ゆえに1年間で使用して良いお給料(サラリー)は決まっています。
なので、全員を超有名選手を所属するとなると、無給の選手がいることになってしまうのです。選手力の均一性を図っています。

 

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②ドラフト制度の違い

NPBでのドラフトは、
1巡目→各チーム指名で競合した場合は抽選
2巡目以降→昨年の最下位チームから指名
これを「制度」といいます。

NFLでのドラフトは、
1巡目以降→ 昨年の最下位チームから指名
但し、選手を指名せずにドラフトの権利を他チームと交換することができる。

 

例えば、AチームとBチームがいます。
指名できる順番はAチーム→Bチーム→Cチームの順で、3巡行う。

開始前
1巡目---------------
①Aチーム
②Bチーム
③Cチーム
----------------------
①Aチームは1巡指名でX1X選手を指名
②Bチームは指名権をCチームに譲渡し、CチームはBチームに2巡目3巡目の指名権を譲渡
②Cチームは 1巡指名でX2X選手を指名
③Cチームは 1巡指名でX3X選手を指名

2巡目---------------
①Aチーム
②Bチーム
③Bチーム
----------------------
3巡目---------------
①Aチーム
②Bチーム
③Bチーム
----------------------


と選手を選択するだけでなく、ドラフトの指名権を交換することも可能なわけです。

 

これによって、
Cチームは獲得できた選手は少ないが、全国2位・3位の選手を獲得することに成功。
Bチームは獲得できた選手は多いが、全国5位・6位・8位・9位の選手を獲得することになった。

もしCチームが必ず欲しい選手がいた場合、Bチームとこのようにすれば利害一致しますよね?

今、試したドラフトだとAチームの一人勝ちに見えますが、ドラフトの権利は当年だけではありません。未来のドラフト権利も交換対象です。

例えば、
2巡目---------------
①Aチーム
②Bチーム
③Bチーム
----------------------
①AチームはCチームにドラフト指名権を譲渡、Cチームは来年の1巡目 2巡目 ドラフト指名権を譲渡

こうした場合、
Aチームは今年、全国1位の選手と7位の選手を獲得

そして来年、Cチームが最下位になってドラフトの順番がC→B→Aとなっとなったとしたらどうでしょう??

来年のドラフト
1巡目---------------
①Cチーム→Aチームに譲渡
②Bチーム
③Aチーム
----------------------
2巡目---------------
①Cチーム→Aチームに譲渡
②Bチーム
③Aチーム
----------------------

来年は全国1位・3位・4位・6位の選手が獲得可能になります。

そしたら今年、獲得できた新人が少なくても、、、って思いますよね?
これでCチームが優勝したら賭けは負けですが、、、、

ドラフト一つとっても大きな違いが分かりますよね?

世界1のスポーツビジネスを行っている業界はこういう努力も行われているのです。

 

ココで書いた②のドラフトのリアルな現場を映画にしたのが

「DRAFT DAY(ドラフト・デイ)」

 

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他スポーツを観るとはまた違った視線で見ることができる映画です。
なぜアメリカのスポーツが面白いかがよくわかると思います。

またスポーツビジネスを勉強している方、学生さんは一度見る価値はあると思います。

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